この技を使うと、食べず飲まず傷付かない勇ましい兵士を作り上げ、これらの兵士を想うままに操り、敵と戦わせることができる。
昔、ある将軍がこの方法で敵を見事に破ったと言われている。
まず、静かな部屋の中に、7色の紙若千と横160センチ、縦23センチ、高さ16センチの石を用意する。
部屋の東側に机を置き、その上に紙や筆、朱砂などを並べておく。
夜1〜3時の間に、紙を白、黄、赤、青、紫、黒の順にのりなどで1枚にくっつけ、身長23センチくらいの人形に切る。
全部で49個切り、一個切るごとに次の呪文を唱え、紙に一息吹く。 虚虚霊霊、太上玉清、扶危済困、剪紙成兵、三魂帰左、七魄帰右、速速起身、遵我律令 「シユイシユイリンリン、タイサンユイーチン、フーウェイジークン、ゼンツーチエンピン、サンフングイツオー、チーポーグイヨウ、スウスウチーセン、ツウンウオーリユイリン」 (私は世間の人々を救う神の力を得て、紙を生きた兵士に変え、命令に従って戦わせる)
これが終わったら、人形を全部石の下に隠し、朱砂で「鎮鬼霊符」を一枚書いて石の上に貼る。
その後、練習をするたびに一個だけ取り出し、「招魂聚魄符」を一枚書いて燃やし、次の呪文を7回唱える。 太微帝君、丹房守霊、造就兵甲、駆邪扶正、陽和布体、来復黄庭、天符帝力、震攝刀兵 「タイウエイデイージユン、ダンフアンソウリン、ツウジユービンジヤー、チユイシエーフーザン、ヤンフオーブーテイー、ライフーフアンテイン、テンフーデイーリー、ゼンレーダウビン」 (私は神の力を得て、こうやって静かな部屋の中で兵士の霊を守っている。符と神の力の凝った兵士は無敵なものであろう)
練習が終わった後は、必ず人形を石の下に隠し、そして次の時に同じものを取り間違えないように注意する。
49日経ったら、人形にはそろそろ魂がつく。実際に使う時には、石の下から取り出して一息吹くと、にわかに生きた兵士になるので、思うがままに操れば良い。
練習が49日に満たないうちは、人形は自由にコントロールできないので、万が一「鎮鬼霊符」が剥がされたら、悪党になり、世間を害することになる。
練習の時、絶対に女性の目を避けるようにくれぐれも注意する。