生死をコントロールする舎利源密法
この功法は、生と死を自己制御しようとするものである。
禅の言葉に「座化」「座亡」という言葉があるが、それは座弾を組みながら死んでいく、ということで、修行を積んだ高僧が、自ら生命をコントロールして死んでいく様を表したものである。
「舎利源」とは即ち生命を制御するという「生命制御球」の源という意味である。
舎利子は西洋では霊魂、東洋では芒種、般若舎利とも呼ばれ、これをコントロールできれば、生死をコントロールすることができる。
姿勢と手印
座って行う。
椅子に座っても、正座やあぐらでも構わないが、理想は盤足(仏様の座り方)。
手印は「仏陀印」を組む。
左右の親指の先を突き合わせ、残りの指は互いに組み合わせる。
この手印には、右手(仏)と左手(大衆)が結びつくことにより、平等になるという意味がある。
呪文
カ、ハ、ム
功法の手順
軽く目を閉じ、人体三脈の一つ、中脈が青い透明体であるとイメージする。
膻中の部分に竹の節のようなものをイメージする。節の真ん中は開いており、その節の上には白い球がある。
肛門から緑の煙を入れる。その煙で、白い球は軽く回る。
目の前に大日如来、または太陽をイメージする。一瞬の間に呪文「カ」を唱え、大日如来の膻中のところ、または太陽の真ん中に、頭頂から白い球を飛ばす。白球は30秒止めておく。
飛ばした球を呪文を唱えて元に戻す。呪文「ハ」を唱えて戻し、届いてから「ム」を唱える。1分停止する。白球を緑の煙で回す。
4と5の白球を飛ばして戻すというイメージを7回繰り返し行う。時間は一ニ分位。
収功。静かに目を開けて手印を解く。
功法の注意点
静かな場所を選ぶ
雨が降ったり、雷が鳴っている時は行わない。球が飛んでしまう。
呪文は発音を大事にする。そして順番を間違えない。
続けて1週間は行う。復習としては年に1回。1週間やれば良い。