腎臓病に効果的な還丹密法
この功法は、気で丹を作る方法である。
丹とはキリストの光輪やお釈迦様の後光のように、光の粒の中の一番大切なものを1箇所に集めたもの。
この功法を行うことにより腎臓が活性化し、健康増進の効果が現れる。
腎炎、腎不全、その他全ての腎臓病に効果があるが、急性の場合は邪気の勢いが強いので、柔らかく分散させるために、丹をゆっくり回し、慢性の場合は気のとり入れが効果的になるよう、丹を速めに回す。
姿勢と手印
椅子に座ったり寄りかかったりしても良いが、理想は盤足。
リラックスして目をつぶり、下を上顎につける。
水面に座るイメージ。
手印は掌を上向きにし、左手を上にして重ね、ヘソの前に置く。
呼吸
自然呼吸
功法の手順
左右の腎臓だけを遺して、体の中を空っぽにイメージする。 腎臓の色は、やや濃い赤茶色。
頭頂に太陽のような「丹」をイメージする。
頭頂の蓋をあけ、丹をゆっくり体内の中へ降ろし、二つの腎臓の間まで降ろす。
丹を自然な速さで回す。ゆっくりすぎず、速すぎず。 回し方は丹を自転させながら、二つの腎臓の周りを後ろから見て∞の字にになるように回す。 丹の大きさは、体の中に収まる大きさ。体を大きくし、丹も大きくしてもよい。 ∞の字1つを書くのを一回とし、81回回す。 これを九転大還丹といい、36回の場合は九転小還丹という。 回し方がゆっくり過ぎると体の水分が乾燥せず、速過ぎると乾燥し過ぎになり水分がなくなる。 ∞の字は滑らかに角を立てないようにする。
収功。 手をほどき膝の上に置く。30〜1分経ったらゆっくりと目を開ける。