念力を強化し脳細胞を活発化する - 面壁気功
この功法は、念力を強化するために行う。念力が強くなるにつれて脳細胞の活動が活発化する。
強い意志を鍛え、脳の衰弱を防ぐ効果がある。
姿勢と手印
両足を肩幅に開き立つ。座る場合はあぐらでよい。
手印は「戦勝仏印」を組む。
右手の薬指と小指を左手で握り、右手の親指を左手首の下につける。
人差し指と中指は立てて胸の前に置く。
呼吸
逆腹式呼吸。息を吸うときにお腹をへこませ、吐くときに元に戻す。
呪文
アム・マ・ニ・バー・ミ・オン
功法の手順
頭の中を空っぽにし、イメージの中で手印を額の奥に思い浮かべる。
思い浮かべた指先を天目穴に置く。指先は、頭の中から外を指す。 指の先は外へ出ないようにする。終わるまで指の位置と向きを意識する。
イメージをはっきり意識できたら、立てた指を左手の甲に付ける。
石の壁をイメージする。 壁に向かって深く息を吸うと同時に、壁を突き抜ける鉄の棒(太さ男性20センチ、女性10センチ位)をイメージし、その棒を自分の天目穴に知づける。 呼吸は速めにし鉄の棒の進むスピードと合わせる。 棒は額の10センチ位前まで吸いつける。
額の中の指先から赤い光の束を出し、向かってくる鉄の棒を押さえる。鉄の棒と赤い光の束が合わさった時、息を止める。
吸った息を六回に分けて吐きながら呪文を唱え、赤い光で鉄の棒を壁の中に完全に入るまで押す。突き抜けても構わない。 呪文は、だんだん力を強めていく。 呪文を唱えることによって蓄えたエネルギーで棒を押すが、念力を込めて押すことが重要。
回数は四九回を最終目標とする。回数は少しずつ増やしていく。一回目と二回目の間は10秒位やすんでもよい。 一回毎に違う棒をイメージする。棒が壁を突き抜ける位置は、左上から右は七列、それを七段(七x七=四九)まで進む。 回数が少ない場合は、壁の位置はこだわらない。 鉄の棒と天目穴が順番に合うように、壁面を移動する。 壁と天目穴の間の距離は2メートル位。
この功法のポイントは、呼吸と瞑想を切り離さないこと。 息を吸うときにスピードを速め、吐くときに念力を強める。