仙人は実在した
念力気功をまず仙道気功の紹介から
仙人のイメージは長い髭をはやし、霞を食べている夢物語のように思われている
それは日本でも中国でもあらゆる時代で語り継がれている
著者は仙道と気功の研究に力を注いできた結果、仙人は存在していると断言する
そして、仙人が授けた仙術の練習法に従えば、誰でも仙人の存在を実感できる。
そして、日々の暮らしの中で、仙人の助けを得られるという結論に達した
中国古典によれば、世の中は次の空間で成立している
・天界 ー 仏・仙人・天神などが活動する世界
・陽界 ー 人間が現在生きている空間
・陰界 ー 様々な鬼や霊が生活している空間
仙人は、天界の高級生物であり、その世界は人間には理解できない。
よって、受け入れられないず、これまで人間が見た仙界の出来事は、通俗化され伝説化された
仙人は一つの実態ではなく、高エネルギー脳波の組み合わせであるという説があるが、
有質有形の人間の体と、無質無形である脳波との間に存在するのが仙人であるのかもしれない。
仙人はこうして生まれた
仙道の成立には、大きく三つの時代区分がある。
1.原始仙道の出現
2.道家系統の形成
3.道教の創立
道家を創ったとされる老子以前の仙道にはまとまった理論はなかった。
素朴な自然崇拝で太陽や月・星、川や海・山、祖先を神の霊とし、祭祀(さいし)を行っていた。
やがて、支配層の貴族階級の黄帝(伝説の皇帝)が「精静無為術」で国を治めようとした。
民間では、仙道の修練を職業とする「神仙方士」が活躍し原始仙道が盛んな時代であった。
ちなみに原始仙道を理論づけたのが老子の「道徳経」
つづいて、仙道の第二発展段階の道家学派は春秋戦国時代、奏、漢などの長い時代に大きな発展をとげた。
奏の始皇帝、漢の武帝など、仙道に夢中になっていた。
東漢の終り頃に、道家は陰陽五行学、易学、儒学などの長所を取り入れ、それに秘伝術を組み合わせ、道教を作り上げた。
四川省の宗教団体「五斗米道」では、「道徳経」を経典とした。
なぜ仙道が現れたのか。
宇宙がいつまで存在するか。地球がいつまで回るのか、それは誰にもわからない。
人間の命はあまりにも限られていて、生まれたその日から死に向かっているとも言える。
生死はいつの世でも精神的な重荷であった。
この重荷からなんとか逃れたい、それが仙道の出発点である。
中国3000年の昔から、多くの強者たちが自身の体を実験素材として、宇宙のエネルギー、自分の念力を実験素材とし人体実験を行ってきた。
その仙道研究の失敗や成功が分厚い歴史書に残されている。
彼らの共通な目的があり、生と死という重荷を解き放とうとし、
肉体的・精神的にそれらを突破しようとする試みである。
仙道気功が病気を治す
仙道の目的とは別に、著者の長年にわたる仙道の研究と実践を通じ、具体的に効能として200種類に及ぶ病気の回復に効き目があるのを発見した。
1.呼吸器系
かぜ、気管支炎、喘息
2.消化器系
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃竇炎、胃下垂、胃神経菅応症、消化不良、肝炎、肝腫脹、胆石、便秘、便溏、慢性下痢
3.循環器系
高血圧、低血圧、風湿病、不整脈、血小板低下、白血球減少、半身不随
4.泌尿器系
腎炎、腎不全、生理痛、不妊症、子宮筋腫、膀胱炎
5.神経系、内分泌器系
脇痛、頭痛、座骨神経痛、神経麻痺、不眠症、神経衰弱、顔面神経痛、三叉神経痛
6.外科病
関節炎、肩こり、乳房の腫れ、頸椎秒、胸椎病、腰椎病、痔
7.耳鼻咽喉眼科
鼻炎、咽喉炎、扁桃腺炎、禁止、白内障
8.皮膚病
腫れ、タムシ、硬皮症、イボ、風疹
9.悪性腫瘍および腫瘍手術後遺症
胃がん、直腸がん、リンパガン、肝臓ガン、膵臓ガン、白血病、肺がん、食道がん
10.その他
免疫力低下、脳震盪後遺症