蓮華生上師とは、すでに仏となった人の名前であるが、
この功法は自分の総てを捧げ、最高の智恵を獲得しようとするもの。
密呪、密印、密意を用い、科学的に言えば、宇宙との結合を緊密にし、強いエネルギーを体内に入れようとする試みである。
姿勢と手印
椅子に座ったり、床にあぐらを書いても良いが、理想は盤足である。
手印は「吉祥如印」を組む。
手の甲を合わせ、左右の小指を組む。
親指と中指で輪を作り、薬指は中指に沿わせる。
人差し指は立てる。
呪文
ヨン・ア・コン
バン・ザ・ミ・コ
イエ・バン・ヤ・ディ・フー・コン
唱え方は、暗唱で通常はゆっくり唱え、緊急時は速く唱える。
功法の手順
座って手印を組む。5〜10分呪文を唱える。
呪文を唱えた後、イメージで体を「舎」の字に変身させる。
「舎」の字を上(目輪)=𠆢、中(胸輪)=土、下(低輪、腰から下)=口に分ける。
上部(目輪)の周りに雨の後の虹のような赤い光を1分間に30回位のスピードで旋回させる。 その赤い輪を、上(目輪)から中(胸輪)、下(低輪)へと順に下げていく。 下へ行くほど、手印の人差し指の先は痺れるような感じがする。
収功。変身を解き、手印を解いて手を膝の上で休ませる。 静かに目を開けるが、すぐには強い光を見ないようにする。